福岡の人はごちゃごちゃ言わず受け入れてくれた さっぱりしていて気持ちいい 焼き長芋はうまかった

     二泊三日の福岡の旅。初日は博多駅前天神エリアの屋台にチャレンジした。屋台はテレビで見て楽しそうで、一度来てみたいと思っていたところだ。一番行きたいところは中州エリア。川面の映るネオンも美しく雰囲気がある。でも初めて一人で九州入りした私にはちとハードルがたかい。まずはデパート前の屋台のどこに入るかだ。その屋台屋台によって意外と明るさ、賑わい、雰囲気は微妙に違う。店が明るくて店主の声がちょうどいい大きさで、来ているお客さんが程よく楽しそうなところ、こんなわがままな希望にかなう店があった。

     先客の人達は、私をじろじろ見たりはしない。ちらっと見てそれとなく声をかけてくれる。ちょうどいい。知らんぷりされず、しつこくされず。大人の距離のとり方。こういうところで飲むお酒は美味しく、つまみも美味しい。

      ここで生まれて初めて食べたもの、それが長芋をただ焼いて塩をふったやつ。なんてことないものだが、これがうまい。皮はついたまま。最初、出て来たのを見て目をぱちくりさせていたら、店のひとが「食べてみな、皮全然気にならないから」と教えてくれた。食べてびっくり、ほんと、美味しい、ひげも気にならない。簡単で見た目がワイルドで美味しくて。こういう食べ物もあるのだ。手をかければいいってもんじゃない。そこが難しく面白い。博多の屋台が教えてくれました。元気になって、明日もがんばるぞ~!