2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ききょうの花は、ぽん!と言って咲く

「もうこれ以上ふくらむのは無理」。そんな声が聞こえてきそうだ。ききょうは限界まで我慢して我慢して、そして咲く。あの咲く直前の、200パーセントの緊張度のつぼみ。「こういう咲き方が好きなのよ」 ほうせんかは、ぱん!だ。パンじゃない。パンダじゃない。…

セラミカは生活を豊かにしてくれる

普段使う食器が豊かだと、生活は楽しくなる。毎日食事の度、お茶の度手に触れ目に触れる。その重さ、形、色合い、使いかって等々、いろんなタイプの食器が盛る食べ物をそれ以上に見せてくれている気がする。 セラミカを初めて見たのは10年位前だろうか。京王…

「じゃあいったい幾つ実をつければいいの?」

今、梅をはじめベリー系など色んな種類の実のなる季節だ。微妙に時をづらして、あるいは重ねてここ一ヶ月ほど続いている。 うちの庭でも少しだが、苺がとれた。小粒だが、なった時はとても嬉しい。最初はとれたものは食べた。甘みが少々足りなくても自前のも…

食べる時は味を考えている

子供の頃食事の時は黙って食べなさないと父親に言われて育った。食事の時間は特に楽しくもなかったが、苦痛でもなかった。黙って食べる分、味に集中して、考えながら食べていた。これは美味しいとか、またこれかとか、これは美味しくないとか、初めての味だ…

実のなる木は、夢の木

毎日散歩をしている。大体30分くらい。コースはいくつかあってその日の気分や諸事情できまる。雨が降ってきそうだから20分コースにしようとか、いつもより早起きしたから少し長く歩こうとか。 今の楽しみは、なんと言っても実のなる木を見ることだ。びわ、サ…

立って書く?座って書く?

私は今このブログを立って書いている。初めてである。 日々いろんな生活の見直しをしている。数年前腰が痛かった。この時、高さの調整がきく机に変え、椅子もぴったり合ったものに変えた。それまでは息子が使わなくなった机と椅子を何も考えないで使っていた…

立って書く?座って書く?

私は今このブログを立って書いている。初めてである。 日々いろんな生活の見直しをしている。数年前腰が痛かった。この時、高さの調整がきく机に変え、椅子もぴったり合ったものに変えた。それまでは息子が使わなくなった机と椅子を何も考えないで使っていた…

この世からなくなったら生きて入れない食べ物は

それは小豆の煮たのだ。毎日小豆を食べている。80パーセントが砂糖を入れてただ煮たもの。小豆対砂糖の割合は5:4。砂糖は黒砂糖ときび糖が半々。これを食事の締めに食べる。ほ~っとする。例えば夕飯にステーキを奮発して美味しいなあと思いながら食べても、…

グラス1センチの晩酌が私を救う

梅酒をグラスに1センチ、それを水割りにして呑む。夕飯のあたまにこれをやると「あ~、今日はもう店仕舞いだ」とほっとできる。たった1センチでいい。これがないと、今日という日が終わったんだか終わっていないんだか釈然としない。なし崩し的に寝る時間にな…

日本中の蒲鉾が気になるようになった

世界の料理でかまぼこを取り上げ失敗し、それがきっかけになって大分に蒲鉾屋さんや昔漁村の夫人達でかまぼこを作っていた人に話を聞きに行った。それ以来スーパーで蒲鉾が気になって仕方がない。その店その店で、扱っている商品が微妙に違う。それが面白い…

鉄は熱いうちに打て 旅の記録は時をおかずに書け

記憶とは何だろう。 例えば何人かでどこかに行く。その時の話を後日した時「花きれいだったね」と誰かが言っても「え?そんな花咲いてた?」と話しがかみあわないことはよくある。たとえ同じ場所を歩いていても視線が違うのだ。またたとえ同じ方角を見ていた…

追伸 大宰府天満宮の参道の喫茶店「風見鶏」を忘れていた

2拍3日福岡の旅の間に行った喫茶店を振り返るなかで、大宰府天満宮の参道にある「風見鳥」を忘れていた。何故だろう。最終日は東京へ帰らなきゃいけない、飛行機の時間もあるしで気が急いていたのだろうか。喫茶店好きの私としたことが。 というより、宿をと…

また食べたいあの味、あの場所 次は食べてみたい味 、行ってみたい場所

<また食べたいあの味> うなぎのせいろ蒸しーうなぎのかば焼きより好きかもしれない。うなぎのこってり感が抜けて、錦糸卵の彩りも楽しい 梅が枝餅ーものすごく美味しいというのではないのに、また食べたい。同じ店で買い同じように通りを歩きながら食べたい…

母の像を結べるか それは時にゆだねよう

母には兄と二人の妹がいた。子供のころ勉強しているとお兄さんから、女のくせに勉強なんかするなと言われたと何度も聞かされた。母は勉強が好きでもっと勉強をしかったんだなと思いながら聞いていた。しかし親ではなく兄から言われるというのがすごい。お父…

時の裏側から見えたものは

喫茶店が大好きである。福岡にいる間にいろんなところでお茶をした。 大丸デパートの1階、本館と新館の通路に面した「カフェ オーバカナル博多」。行き交う人を見ながら珈琲を飲める。こういう店、大好き。通路の天井は吹き抜けだったのだろうか。もしかして…

母が行ったかも知れない梅林寺のお祭り その向こうは筑後川だった

ただ歩き回っていると、全体としてはどんな場所の一部を歩いているのかわからない。普段はわからないままで過ごしている。それで問題がおきる訳でもない。今回の福岡の旅の要、母のうまれた所を後で地図で確認すると、すぐ近くに筑後川がある。謄本に載って…

福岡の人はごちゃごちゃ言わず受け入れてくれた さっぱりしていて気持ちいい 焼き長芋はうまかった

二泊三日の福岡の旅。初日は博多駅前天神エリアの屋台にチャレンジした。屋台はテレビで見て楽しそうで、一度来てみたいと思っていたところだ。一番行きたいところは中州エリア。川面の映るネオンも美しく雰囲気がある。でも初めて一人で九州入りした私には…

福岡県久留米と東京都東久留米は親戚 縁ははるか昔からつながっていた

雨が激しく降ってきた。JR久留米駅から泊まっているホテルのある西鉄電車久留米駅まで、タクシーに乗ることにした。お米屋さんからほどなく、小さなタクシー会社があった。雨のためだろう、みんな出たっきりでしばし待つ。まだ母の生まれた土地に実際に立っ…

母の生まれた家はすでになく でも近所のお米屋さんのおかみさんの顔の骨格は母にそっくり

今日は雨。柳川古文書館にむかう。昔の地名表記の鳥飼村が今のどこにあたるのか教えてもらわなくてはならない。そんなに時間がかかることなくすぐわかった。ありがたい。今は久留米市梅満町だそうだ。それがわかれば鬼に金棒だ。 西鉄久留米駅から歩くことに…

福岡の人は親切 良きものをすすめてくれる 会ったばかりの見ず知らずの私に

博多に着いてまず何をしたか。髪を染めた。 もう15年近く髪を染めている。白髪をカラーしているのだ。両親とも白髪だった。バタバタと東京から博多まで来るには来たが、髪の根元からはや白いものがでているのが気になって仕方がない。ずーっと気になっていた…

生まれて初めての福岡県への旅 それは母が生まれた場所を訪ねる旅

母がなくなってもう30年はたつだろうか。最近よく、昔母が言っていたこんな言葉を思いだすのだ。「お父さんは手先の器用な人だった。魚をとる網を自分で修理していた」。母の父親は漁師ではない。軍人だったとしか聞いた記憶がない。その言葉からは母が父親…

大分県の菅かまぼこ店の孔雀は飛ばない でも美しくキシキシ美味しい 続き 2

gaめばるの桑原政子さんには、3時頃に伺うと一番最初の電話では約束してあったのに、もう4時近い。そもそも菅かまぼこ店さんを出発したときが、すでに遅れていた。レンタカーを借りる手続きに時間がかかり、結局最初の時間の見積もりの甘さが大きくひびいて…

大分県菅蒲鉾店の孔雀は飛ばない でも美しくキシキシ美味しい その 続き1

のに、地図を見ながら進んでいるのに目的の店につかない。途中のガソリンスタンドで聞く。もう大丈夫と思ってすすんでもやっぱりつかない。時間はどんどん過ぎて行く。この私が頼んで話を聞かせて下さいとお願いしているにもかかわらずだ。一度通った道は覚…

大分県菅蒲鉾店の孔雀は飛ばない でも美しくキシキシ美味しい

世界の料理を仲間と作っている。何にするかは私の気まぐれだ。時に日本の料理も登場する。今までだと例えば、あんみつ、棒鱈、からしいなりといなりそば、くるみののり巻きなど。今回かまぼこを選んだ。理由は、農文協の「大分県の食事」という本の中で昔の…

輝く大阪のおっちゃん

結局大阪に何年通っただろう。いろんな所に行った。いろんな美味しいものを食べた。 でも今思い出すのは決まって一人のおっちゃんなのだ。12時頃伊丹空港から電車に乗り梅田駅の改札で友人と待ち合わせをしていた。駅に着き改札に向かって歩いている時、駅員…

世界の料理は穏やかで美味しいよ

世界の料理を作っている。そういうとからい味でしょう?きつい匂いでしょう?と返事がかえってくることがある。いいえ、穏やかで優しくて時々懐かしいのです。味覚は個人差があるので、合う味の時もあれば、そうでない時もある。その一喜一憂より、総じて穏…